Open ShogoHirasawa opened 9 months ago
本研究では洪水被害発生時に通信インフラがダウンした状況でも、スマートフォンを媒介としたデジタルハザードマップを通じて、危険地帯を把握するシステムの可能性について検討する。スマートフォンをインターフェイスとしたオフライン環境下で利用できる地図サービスとして、「Google Maps」、「Maps.me」、「あかりマップ」のような事例はみられるものの、App Store や Google Play といったアプリストアからの事前ダウンロードなしにオフラインで活用できる地図サービスおよび、ハザードマップサービスの事例は見られない。そこで、Raspberry Pi 4 を基調とした持ち運び可能な地図配信サーバー及び、ハザードマップに最適化させた地図データ、ハザードマップデザインの開発を行い、事前ダウンロードなしに通信インフラがダウンした状況でブラウザ経由でハザードマップにアクセスし、利用者が洪水災害時において危険地帯を把握できるかを検討する。この実装例を通じて、オフライン環境下でも地図情報にアクセスし、利用者が適切な避難ルートを検討する支援を行うことを可能とする。
提出について
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