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文字単価5円で日本の納税者の月収の中央値を得るには何文字書かなければならないか #14

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kasaikouhei commented 3 years ago

試算する

kasaikouhei commented 3 years ago

2019年の厚生労働省「賃金構造基本統計調査」によれば、男性の賃金の中央値は297.7万円。女性のそれは227.8万円。 https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2019/dl/07.pdf

これを文字単価5円で割ると、男性は595,400字。400字詰め原稿用紙にして1,488.5枚の執筆が必要になる。女性は455,600字。同字詰め原稿で1,139枚。

男女の必要執筆枚数を12ヵ月または240営業日で割って毎月の執筆枚数を出すと、男性124.0枚(6.2枚/日)。女性94.9枚(4.7枚/日)。多くはないが、少なくもないという数字になる。

kasaikouhei commented 3 years ago

「常に書き続けること」はできないため、この試算はあくまで目安に留まる。就労日数に占める「執筆」行為の割合は、取材・調査や企画・営業、その他の事務手続きを考慮すると、全体の半分も行けばいいのではないか。そうなると、1日8時間労働のうち半分を執筆に当てるとして、4時間で4.7~6.2枚書くことが、この単価で「日本で一般的な収入を得ること」の条件になる。

kasaikouhei commented 3 years ago

もっとも、素朴に考えれば、年商227万~297万で、東京で単身生活を送るのはむずかしいだろうと分かる。文字単価が5円では、稼業とするには厳しい(徹底して節税してもなお)。もし、文字単価が1.5倍(7.5円/字)から2倍(10円/字)になれば、新しいことに取り組む余裕もできるし、生計に余裕も出る。

kasaikouhei commented 3 years ago

収支予算を組んだところ、予定部数の1.5倍~2倍の売れ行き、かつ販管費・管理費を据え置きできれば、文字単価は2倍にできる。もし、予定部数が10倍になり、毎月発行できれば、生計の一角になる程度の執筆料に達するけれど、これは単行本を毎月書き下ろすようなものでまだ現実味がない。製造原価をあげるには販管費を増やして売上高を高めることが王道ということか。

kasaikouhei commented 3 years ago
kasaikouhei commented 3 years ago