RICOH ThetaZ1用の輝度計測システム
Raspberry Pi DesktopをVMWareで仮想マシンとしてセットアップする場合はset_up_raspi_as_vmを参考のこと。
sudo apt-get install gphoto2
でインストールしたgphoto2(少なくともlibgphoto<=2.5.27.1)だとシャッタースピードの変更ができないため、自分でソースをビルドしてインストールする必要がある模様(#2 can not control shutter speed)。
まず、必要なものをインストールしておく。
sudo apt-get update
sudo apt-get install libusb-1.0-0-dev libpopt-dev
sudo apt-get install automake autoconf pkg-config gettext libtool
libgphoto2をダウンロード、解凍。
wget -O "libgphoto2.zip" https://github.com/ail-and-colleagues/libgphoto2/archive/refs/heads/master.zip .
unzip ./libgphoto2.zip
以下を実行し、ビルド・インストール。
cd libgphoto2-master
autoreconf --install --symlink
./configure --prefix=/usr/local
make
sudo make install
cd ../
ls /usr/local/lib/
し、libgphoto2~で始まるファイルが配置されていればOK。
続いてgphoto2のダウンロード、インストール。
wget -O "gphoto2.zip" https://github.com/gphoto/gphoto2/archive/refs/heads/master.zip .
unzip gphoto2.zip
cd gphoto2-master/
autoreconf --install --symlink
./configure PKG_CONFIG_PATH="/usr/local/lib/pkgconfig${PKG_CONFIG_PATH+":${PKG_CONFIG_PATH}"}" --prefix=/usr/local
make
sudo make install
cd ../
Thetaを接続し、gphoto2 --summary
を実行してカメラのサマリ:
Manufacturer: Ricoh Company, Ltd.
Model: RICOH THETA Z1
Version: 2.00.1
...
が表示されればOK。シャッタースピードの確認はgphoto2 --get-config shutterspeed
から行える。以下のように情報が得られることを確認しておく。
Label: Shutter Speed
Readonly: 0
Type: RADIO
Current: 1/100
Choice: 0 1/25000
Choice: 1 1/20000
...
なお、USBメモリとしてマウントされている場合は以下のようなエラーが表示される。
エラー
An error occurred in the io-library ('USB デバイスと断定できませんでした'):
...
これは、Thetaを接続した際にUSBメモリとしてマウントされてしまった場合。おそらく次図のようなダイアログが表示される。
ファイルマネージャー(windowでいうエクスプローラー)を開くとUSBメモリとして扱われているのが確認できるので、次図のように一方についてマウントを解除する。
うまく動かず…。
なお、setup.txtにてlibptpのインストール(正確にはソースコードのダウンロード)を行うsudo svn checkout svn://svn.code.sf.net/p/libptp/code/trunk libptp-code
は以下のように接続が拒否される。
svn: E170013: Unable to connect to a repository at URL 'svn://svn.code.sf.net/p/libptp/code/trunk' svn: E000111: Can't connect to host 'svn.code.sf.net': Connection refused
よって、RICOH THETA Development on Linuxを参考に別途libptpを用意することを試行したがうまく動かず。詳細はissue #1: libptp problem with Theta Z1/SC2。
Theta Z1のgphoto2でのキャプチャバージョンをcapture_gphoto2.shとして実装。 gphoto2はカメラ内のファイルを削除する際にフォルダの指定が要る。ひとまず.sh内で直接指定しているので注意。
また、evList.csvでの撮影の設定では、シャッタースピードの設定は0.1でなく1/10のように分数で表記する必要があるので注意。
使い方はオリジナルのcapture.shと同じで、sudo capture_gphoto2.sh [画像親ディレクトリ]
。
PTPyなるPython向けのlibptp実装もあり。 ただ、基本がlibptpなのでissue #1: libptp problem with Theta Z1/SC2と同様のエラーが起きる。