通販サイトなどで売られているEZ-USB FX2LP Development board と Windows PCを使って、実機のCZ-8RL1をエミュレートします
X1 turboなどの背面 CMT 端子に接続して、CZ-8RL1の代わりに使います
em8RL1.exe
を実行しますem8RL1.exe
に含まれていますem8RL1.exe
の起動時に自動的にEZ-USBにダウンロードしますFile -> Set Tape..
で、カセットテープイメージ (*.tapファイル) を選択しますFile -> Eject
で、セットされたテープイメージをイジェクトします通常は設定を変更する必要はないと思いますが、ロードやセーブがうまくいかないときに 設定を変更してみてください
Settings -> Alt. 44kHz frequency
EZ-USBは 44.1kHz きっかりを生成できないので、2種類の周波数を設定できるようにしています
この設定は、もう一つの周波数を設定します サンプリング周波数が44.1kHz、22.05kHzのテープイメージを使うときのみ有効です
Settings -> Bit conversion on save
セーブする際に、X1 から出力された波形をem8RL1.exe
内部でX1標準ビットフォーマットとして
0, 1 解釈をし、その解釈結果をX1標準ビットフォーマットでテープイメージに書き込みます
もともとは、サンプリング周波数が低いテープイメージにもセーブ可能とするための機能です
サンプリング周波数が32kHz未満のテープイメージにセーブする場合は、設定に関わらずこのビット変換が有効になります
この設定が無効の場合は、X1から出力された波形をサンプルしたビット値をテープイメージに書き込みます (サンプリング周波数が32kHz以上のテープイメージのみ)
セーブする場合は、データの破損を防ぐため、事前にテープイメージのバックアップをとっておいてください
(不具合により正しくセーブされなかったり、テープイメージを破損する可能性があります)
Bit conversion機能を有効にした場合
ゲームによっては正しくセーブできないことがあります 手元のソフトでは、トリトーンは正しくセーブできませんでした
なお、APSS用のブランク書き込み中はカウンタが進みません (良い解決策が思いつかず)
Bit conversion 機能を無効にした場合
ゲームによってはサンプリング周波数32kHzのテープイメージでは正しくセーブできないことがあります (同じくトリトーン)
このような時は、サンプリング周波数44.1kHz以上のテープイメージにセーブしてください
X1標準フォーマットでセーブするプログラムは、32kHzのテープイメージでもエラーなく書き込めるようです
(が、可能な限りベリファイしてください)
テープ長を超えてセーブすることはできません (イメージを自動的に伸長することはありません)
Eject
時にテープの状態を保存しますPlease trun on the power SW slowly again
の表示となる など)em8RL1.exe
を立ち上げ直すことで解消されることがありますが、ダメな時はX1の背面のスイッチを一旦OFFにしてくださいem8RL1.exe
を立ち上げ直してください本リポジトリ内のプログラム、回路図は、正常に動作することを期待して作成していますが、正常な動作を保証しません。
本リポジトリ内のプログラム・回路図を参照・利用したことにより生じた損害(X1が破損する、EZ-USBが破損する、PCが破損する、テープイメージが破損するなど)に対し、制作者は一切補償しません。
特に、テープイメージへデータを書き込む機能があるため、事前にテープイメージのバックアップを取ってから、利用してください。
firmware
フォルダのプログラム(EZ-USB用)は、SDCCをインストールしPATHが通ったPowerSehll環境で./compile.ps1
とすればコンパイルできます