PT3のSDKバージョン0.9、および、PT1、PT2のSDKバージョン4.0用のハイブリッド複合型BonDriverです。複数プロセスから扱えます。
<BonDriver_PTx-ST_mod>
|-- BonDriver_PTx-ST.ini (設定ファイル)
|--<Win32> (32bit版のモジュール一式)
| |-- BonDriver_PTx-S.dll (BS/CS用のBonDriver)
| |-- BonDriver_PTx-T.dll (地デジ用のBonDriver)
| `-- PTxCtrl.exe (PT1/PT2/PT3制御用実行ファイル)
`--<x64> (64bit版のモジュール一式)
|-- BonDriver_PTx-S.dll (BS/CS用のBonDriver)
|-- BonDriver_PTx-T.dll (地デジ用のBonDriver)
`-- PTxCtrl.exe (PT1/PT2/PT3制御用実行ファイル)
PT3 SDKバージョン0.9がインストールされている環境と、PT SDKバージョン4.0がインストールされている環境のどちらか一方が最低限必要。 SDKは、最低限、どちらか一方がインストールされていれば、支障なく動作すると思います。 PT1/PT2とPT3両方を同一PCで利用する場合は、両方のSDKをインストールしておいてください。
各種アプリのBonDriver配置場所に下記に表記されているモジュール一式
PTxCtrl.exe
BonDriver_PTx-S.dll
BonDriver_PTx-T.dll
BonDriver_PTx-ST.ini
を置いてください。
※"BonDriver_PTx-S.dll"/"BonDriver_PTx-T.dll"は、ソリューション"BonDriver_Ptx.sln"をビルドして出来上がった生成物"BonDriver_PTx.dll"をコピーし、名前変更して配置してください("BonDriver_PTx.dll"同じものを2つコピーしてそれぞれ"BonDriver_PTx-S.dll"/"BonDriver_PTx-T.dll"に名前変更)。
より詳しいビルド方法については、こちらを参照してみてください。
1DLLで複数チューナーを扱います。(凡、HDUS BonDriver形式) PTxCtrl.exeはDLLから起動するので人為的に起動する必要はありません。 もしアプリが強制終了してPTxCtrl.exeがプロセスに残った場合はタスクマネージャーから終了させて下さい。(一応自動終了の仕組みは入れていますが、1分以上残っているようなら終了してください。)
ファイル名で個別チューナーを設定することもできます。 「BonDriver_PTx-S.dll」、「BonDriver_PTx-T.dll」の形式で*部分を0~∞まで 0が1枚目のS1かT1、1が1枚目のS2かT2、2が2枚目のS1かT1、3が2枚目のS2かT2・・・ デフォルトのファイル名のままなら空きチューナーを探して使用します。
表記例
BonDriver_PTx-S0.dll ← BS/CS110 複合チューナーの最初のチューナーのS1端子のチューナー
BonDriver_PTx-T0.dll ← 地デジ 複合チューナーの最初のチューナーのT1端子のチューナー
BonDriver_PTx-S1.dll ← BS/CS110 複合チューナーの最初のチューナーのS2端子のチューナー
BonDriver_PTx-T1.dll ← 地デジ 複合チューナーの最初のチューナーのT2端子のチューナー
BonDriver_PTx-S2.dll ← BS/CS110 複合チューナーの二枚目のチューナーのS1端子のチューナー
BonDriver_PTx-T2.dll ← 地デジ 複合チューナーの二枚目のチューナーのT1端子のチューナー
BonDriver_PTx-S3.dll ← BS/CS110 複合チューナーの二枚目のチューナーのS2端子のチューナー
BonDriver_PTx-T3.dll ← 地デジ 複合チューナーの二枚目のチューナーのT2端子のチューナー
BonDriver_PTx-S4.dll ← BS/CS110 複合チューナーの三枚目のチューナーのS1端子のチューナー
BonDriver_PTx-T4.dll ← 地デジ 複合チューナーの三枚目のチューナーのT1端子のチューナー
BonDriver_PTx-S5.dll ← BS/CS110 複合チューナーの三枚目のチューナーのS2端子のチューナー
BonDriver_PTx-T5.dll ← 地デジ 複合チューナーの三枚目のチューナーのT2端子のチューナー
※PT1/PT2とPT3両方を同一PCで利用しているケースで、PT1/2もしくは、PT3どちらを先に探しに行くかの順序は、BonDriver_PTx-ST.ini の xFirstPT3=1 のときにPT3を先に探しに行きます。 逆に、xFirstPT3=0 の場合は、PT1/PT2側が先行されます。
BonDriver_PTx-ST.iniを変更することで以下の項目が設定できます。 ファイル名で個別チューナー設定を行っても設定は共通です。
PT1/2のバージョン設定(PT1Ver)
※他にも色々設定する項目がありますが、長くなってしまいますので割愛します。BonDriver_PTx-ST.iniのコメント欄に個々の項目についての説明が記述してありますので参照してみてください。
PTxCtrl.exeをサービスとして登録することもできます。 コマンドラインオプション「-install」で登録、「-remove」で登録解除。
チャンネル定義をtextファイルにしています(BonDriver_PTx-S.ChSet.txt/BonDriver_PTx-T.ChSet.txt)。 不必要なチューナー空間やチャンネルがある場合、行の先頭に「;」をつけて無効化してください。 ただし、BonDriverとしてのチューナ空間、チャンネルは、値が0からの連番になる必要があるため、連番にならないような設定になる場合、0からの連番に変更する必要があります。(チューナー空間側で発生するとチャンネル側も変更の必要あります) 編集が必要になる場合は、Excelでタブ区切りで読み込むと行いやすいと思います。 ファイル名で個別チューナー設定を行っても設定は共通です。 地デジはデフォルトUHFのみ有効にしているため、CATVが必要なら変更してください。
PTxとしてのチャンネルは以下のものが設定できます。 EARTH_PT.h/EARTH_PT3.hより抜粋
(ISDB-S) PLL 周波数ステップが 1MHz のため、実際に設定される周波数は f' になります。
ch | TP # | f (MHz) | f'(MHz) | ch | TP # | f (MHz) | f'(MHz) | ch | TP # | f (MHz) | f'(MHz) | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | BS 1 | 1049.48 | 1049.00 | 12 | ND 2 | 1613.00 | (同左) | 24 | ND 1 | 1593.00 | (同左) | ||
1 | BS 3 | 1087.84 | 1088.00 | 13 | ND 4 | 1653.00 | (同左) | 25 | ND 3 | 1633.00 | (同左) | ||
2 | BS 5 | 1126.20 | 1126.00 | 14 | ND 6 | 1693.00 | (同左) | 26 | ND 5 | 1673.00 | (同左) | ||
3 | BS 7 | 1164.56 | 1165.00 | 15 | ND 8 | 1733.00 | (同左) | 27 | ND 7 | 1713.00 | (同左) | ||
4 | BS 9 | 1202.92 | 1203.00 | 16 | ND10 | 1773.00 | (同左) | 28 | ND 9 | 1753.00 | (同左) | ||
5 | BS11 | 1241.28 | 1241.00 | 17 | ND12 | 1813.00 | (同左) | 29 | ND11 | 1793.00 | (同左) | ||
6 | BS13 | 1279.64 | 1280.00 | 18 | ND14 | 1853.00 | (同左) | 30 | ND13 | 1833.00 | (同左) | ||
7 | BS15 | 1318.00 | (同左) | 19 | ND16 | 1893.00 | (同左) | 31 | ND15 | 1873.00 | (同左) | ||
8 | BS17 | 1356.36 | 1356.00 | 20 | ND18 | 1933.00 | (同左) | 32 | ND17 | 1913.00 | (同左) | ||
9 | BS19 | 1394.72 | 1395.00 | 21 | ND20 | 1973.00 | (同左) | 33 | ND19 | 1953.00 | (同左) | ||
10 | BS21 | 1433.08 | 1433.00 | 22 | ND22 | 2013.00 | (同左) | 34 | ND21 | 1993.00 | (同左) | ||
11 | BS23 | 1471.44 | 1471.00 | 23 | ND24 | 2053.00 | (同左) | 35 | ND23 | 2033.00 | (同左) |
(ISDB-T)
ch. | Ch. | f (MHz) | ch. | Ch. | f (MHz) | ch. | Ch. | f (MHz) | ch. | Ch. | f (MHz) | ch. | Ch. | f (MHz) | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 1 | 93+1/7 | 23 | C24 | 231+1/7 | 46 | C47 | 369+1/7 | 69 | 19 | 509+1/7 | 92 | 42 | 647+1/7 | ||||
1 | 2 | 99+1/7 | 24 | C25 | 237+1/7 | 47 | C48 | 375+1/7 | 70 | 20 | 515+1/7 | 93 | 43 | 653+1/7 | ||||
2 | 3 | 105+1/7 | 25 | C26 | 243+1/7 | 48 | C49 | 381+1/7 | 71 | 21 | 521+1/7 | 94 | 44 | 659+1/7 | ||||
3 | C13 | 111+1/7 | 26 | C27 | 249+1/7 | 49 | C50 | 387+1/7 | 72 | 22 | 527+1/7 | 95 | 45 | 665+1/7 | ||||
4 | C14 | 117+1/7 | 27 | C28 | 255+1/7 | 50 | C51 | 393+1/7 | 73 | 23 | 533+1/7 | 96 | 46 | 671+1/7 | ||||
5 | C15 | 123+1/7 | 28 | C29 | 261+1/7 | 51 | C52 | 399+1/7 | 74 | 24 | 539+1/7 | 97 | 47 | 677+1/7 | ||||
6 | C16 | 129+1/7 | 29 | C30 | 267+1/7 | 52 | C53 | 405+1/7 | 75 | 25 | 545+1/7 | 98 | 48 | 683+1/7 | ||||
7 | C17 | 135+1/7 | 30 | C31 | 273+1/7 | 53 | C54 | 411+1/7 | 76 | 26 | 551+1/7 | 99 | 49 | 689+1/7 | ||||
8 | C18 | 141+1/7 | 31 | C32 | 279+1/7 | 54 | C55 | 417+1/7 | 77 | 27 | 557+1/7 | 100 | 50 | 695+1/7 | ||||
9 | C19 | 147+1/7 | 32 | C33 | 285+1/7 | 55 | C56 | 423+1/7 | 78 | 28 | 563+1/7 | 101 | 51 | 701+1/7 | ||||
10 | C20 | 153+1/7 | 33 | C34 | 291+1/7 | 56 | C57 | 429+1/7 | 79 | 29 | 569+1/7 | 102 | 52 | 707+1/7 | ||||
11 | C21 | 159+1/7 | 34 | C35 | 297+1/7 | 57 | C58 | 435+1/7 | 80 | 30 | 575+1/7 | 103 | 53 | 713+1/7 | ||||
12 | C22 | 167+1/7 | 35 | C36 | 303+1/7 | 58 | C59 | 441+1/7 | 81 | 31 | 581+1/7 | 104 | 54 | 719+1/7 | ||||
13 | 4 | 173+1/7 | 36 | C37 | 309+1/7 | 59 | C60 | 447+1/7 | 82 | 32 | 587+1/7 | 105 | 55 | 725+1/7 | ||||
14 | 5 | 179+1/7 | 37 | C38 | 315+1/7 | 60 | C61 | 453+1/7 | 83 | 33 | 593+1/7 | 106 | 56 | 731+1/7 | ||||
15 | 6 | 185+1/7 | 38 | C39 | 321+1/7 | 61 | C62 | 459+1/7 | 84 | 34 | 599+1/7 | 107 | 57 | 737+1/7 | ||||
16 | 7 | 191+1/7 | 39 | C40 | 327+1/7 | 62 | C63 | 465+1/7 | 85 | 35 | 605+1/7 | 108 | 58 | 743+1/7 | ||||
17 | 8 | 195+1/7 | 40 | C41 | 333+1/7 | 63 | 13 | 473+1/7 | 86 | 36 | 611+1/7 | 109 | 59 | 749+1/7 | ||||
18 | 9 | 201+1/7 | 41 | C42 | 339+1/7 | 64 | 14 | 479+1/7 | 87 | 37 | 617+1/7 | 110 | 60 | 755+1/7 | ||||
19 | 10 | 207+1/7 | 42 | C43 | 345+1/7 | 65 | 15 | 485+1/7 | 88 | 38 | 623+1/7 | 111 | 61 | 761+1/7 | ||||
20 | 11 | 213+1/7 | 43 | C44 | 351+1/7 | 66 | 16 | 491+1/7 | 89 | 39 | 629+1/7 | 112 | 62 | 767+1/7 | ||||
21 | 12 | 219+1/7 | 44 | C45 | 357+1/7 | 67 | 17 | 497+1/7 | 90 | 40 | 635+1/7 | |||||||
22 | C23 | 225+1/7 | 45 | C46 | 363+1/7 | 68 | 18 | 503+1/7 | 91 | 41 | 641+1/7 |
※チャンネル定義をtextファイル(.ChSet.txt)にしなくても、BonDriver_PTx-ST_mod は、チャンネル情報をBonDriver_PTx-ST.iniの[DefSpace]セクションに記述することによって既定のチャンネル情報として扱うことが可能になっています。周波数の微調整などが必要ない限り、チャンネルファイルを記述する必要はありません。BonDriver_PTx-ST_mod では、チャンネル情報(.ChSet.txt)ファイルが記述されている場合は、既定のチャンネル情報を破棄して記述されているチャンネル情報の方を優先して取り扱いますので、いままでのように無駄にチャンネルファイル(BonDriver_PTx-S.ChSet.txt/BonDriver_PTx-T.ChSet.txt)を配置しているとBonDriver_PTx-ST.iniで記述してある既定のチャンネル情報が無効になってしまうので気をつけてください。
※mod7.4aより、CSV形式のチャンネルファイル(.ch.txt)もBonDrvier_PTxのチャンネルファイルとして扱えるようになりました。カンマで区切るだけのシンプル方式のチャンネル記述形式で出来ており、通し番号なども必要ない為、チャンネル定義ファイル(.ChSet.txt)よりも簡単な構造になっています。CSV形式のチャンネルファイル(.ch.txt)のサンプルファイルについては、Extraフォルダを参照してみてください。
※EDCBでのチャンネルのスキャン時に抜けが発生する場合は、下記のようにEDCBのディレクトリ上に存在する設定ファイルBonCtrl.iniのServiceChkTimeOutの値を15くらいに上げて再スキャンしてみてください。
;チャンネルスキャン時の動作設定
[CHSCAN]
ServiceChkTimeOut=15
SpinelへこのBonDriverを組み込む場合は、Spinelのルートに存在する BonDriverMapping.json ファイルの "BonDriver_PT-ST" 項目を下記のように修正すると、"EarthSoft PTx" デバイス としてSpinelに認識されるようになります。
/* BonDriver_PT-ST */
{
"DeviceName": "PT",
"Mapping": {
"ISDB_T": "^BonDriver_PT([xw]|xWDM)?-T.*?\\.dll$",
"ISDB_S": "^BonDriver_PT([xw]|xWDM)?-S.*?\\.dll$",
}
},
BonDriverフォルダにWin32版のファイルを配置するのを忘れないでください。チューナー1セット構成だと以下のような配置になります。
<Spinel>
|-- Spinel.exe
|-- BonDriverMapping.json
|-- (略)
`--<BonDriver>
|-- BonDriver_PTx-S0.dll (BS/CS用のBonDriver[S1] TunerPath = "PT/0/S/0") ※Win32版
|-- BonDriver_PTx-T0.dll (地デジ用のBonDriver[T1] TunerPath = "PT/0/T/0") ※Win32版
|-- BonDriver_PTx-S1.dll (BS/CS用のBonDriver[S2] TunerPath = "PT/0/S/1") ※Win32版
|-- BonDriver_PTx-T1.dll (地デジ用のBonDriver[T2] TunerPath = "PT/0/T/1") ※Win32版
|-- BonDriver_PTx-ST.ini (設定ファイル)
`-- PTxCtrl.exe (PT1/PT2/PT3制御用実行ファイル) ※使用OSが64ビットならx64版、32ビットならWin32版
x64フォルダにあるモジュールは64bitでビルドしたモジュールになっています。 64bit版を使用するにはアプリ側も64bitでビルドされている必要があります。 32bitのモジュールが1つでも必要な場合は使用できません。
特にGPLとかにはしないので自由に改変してもらって構わないです。 改変して公開する場合は改変部分のソースぐらいは一緒に公開してください。 (強制ではないので別に公開しなくてもいいです) フリーソフトに組み込む場合は特に制限は設けません。 このdll、exeを使用したことによって発生した問題について保証は一切行いません。 商用、シェアウェアなどに組み込むのは不可です。 再配布を行う場合は配布者個人の責任で行ってください。
※mod版の更新履歴については、こちらからご参照ください。
EpgDataCap_Bon (mod by hyrolean)