このツールは非破壊でVRChatのアバターを編集するツールです。オブジェクトのオンオフ、BlendShapeの切り替え、マテリアルの置き換え・プロパティ操作・プロパティ統一などができます。VRChatでの同期周りの事故も意識されており、全パラメーターがオフときの見た目がprefabの状態と一致するようになっています。
Releaseからunitypackageをダウンロードしてインポートしてください。1.0.0リリース時にはVPMでのダウンロードに対応予定です。
オンオフしたいオブジェクトにLI Prop
コンポーネントを追加するだけです。オブジェクトが初期状態でオフの場合はオンになるアニメーションが、初期状態でオンの場合はオフになるアニメーションが生成されます。同時に切り替えたいオブジェクトがある場合は一緒に操作するパラメーター
のオブジェクトのオンオフ
にそのオブジェクトを追加してください。
各衣装のルートにLI AutoDresser
コンポーネントを追加するだけです。このときオンになっていた衣装がデフォルト衣装になります。アバター標準衣装などオブジェクトがまとまっていない場合は、衣装のメイン部分にLI AutoDresser
コンポーネントを追加し、一緒に操作するパラメーター
のオブジェクトのオンオフ
に衣装の他部分を追加してください。
lilToonの場合はPrefabsフォルダ内のLightChangerをアバターに追加するだけです。他シェーダーの場合は手動でプロパティを設定してください。
Create Empty
でアバター内に新しいオブジェクトを作成LI SmoothChanger
コンポーネントを追加マテリアルのプロパティ操作
に操作するメッシュとプロパティを指定(メッシュが未指定であれば全メッシュを操作)Create Empty
でアバター内に新しいオブジェクトを作成LI SmoothChanger
コンポーネントを追加BlendShapeの切り替え
に操作するメッシュとBlendShapeを指定(メッシュが未指定であれば全メッシュを操作)Create Empty
でアバター内に新しいオブジェクトを作成LI MenuFolder
コンポーネントを追加このツールのコンポーネントを付けたオブジェクトはMA Menu Group
の中に入れたときに自動的に対応するMA Menu Item
が生成されます。もしオブジェクトを移動できない場合はMA Menu Group
の中に新規のMA Menu Item
を作成し、移動できないオブジェクトのオーバーライド (Modular Avatar)
に作成したMA Menu Item
を設定してください。
LI Prop
はLI ItemToggler
、LI AutoDresser
はLI CostumeChanger
で代用できます。こちらのコンポーネントではオンオフする対象を手動で設定してください。
移行したいアバターのルートやprefabを選択してTools/lilycalInventory/Migrate From lilAvatarModifier
を実行すると自動的にスクリプトが置き換えられます。こちらの移行機能は1.0.0リリース時に削除されます。
名前 | 説明 |
---|---|
LI MenuFolder | メニューのフォルダとなるコンポーネントです。各コンポーネントを整理したい場合に使います。パラメーターは生成されません。 |
LI Prop | 付けたオブジェクトをオンオフできるシンプルなコンポーネントです。オブジェクトが初期状態でオフの場合はオンになるアニメーションが、初期状態でオンの場合はオフになるアニメーションが生成されます。 |
LI ItemToggler | オブジェクトのオンオフ、BlendShapeの切り替え、マテリアルの置き換え・プロパティ操作を行うコンポーネントです。Boolパラメーターが生成されます。 |
LI CostumeChanger | 複数衣装の着替えを想定したコンポーネントで、排他的に動作します。各衣装でItemTogglerと同じような操作ができます。Intパラメーターが生成されます。 |
LI SmoothChanger | アバターの明るさ調整や体型調整を想定したコンポーネントです。無段階でオブジェクトの操作ができます。Floatパラメーターが生成されます。 |
LI AutoDresser | 複数衣装の着替えを想定したコンポーネントです。LI CostumeChanger 同様に動作しますが、こちらは各衣装のルートにつけるだけで動作します。Intパラメーターが生成されます。 |
LI AutoDresserSettings | AutoDresserに関する設定を行うコンポーネントです。現在は生成されるメニューの位置と名前の変更だけ行うことができます。1アバターにつき0または1つだけ設定してください。 |
名前 | 説明 |
---|---|
LI MaterialModifier | アバターのライティングの統一などを想定した、マテリアルの設定を指定したマテリアルに統一するコンポーネントです。 |
LI MaterialOptimizer | マテリアルから自動的に不要なプロパティを削除するコンポーネントです。 |
LI Comment | GameObjectにコメントを表示するだけのコンポーネントでこれ自体に機能はありません。prefabの説明を残す用途を想定しています。 |
これはGameObjectにコメントを表示するだけのコンポーネントでこれ自体に機能はありません。prefabの説明を残す用途を想定しています。メッセージの種類をMarkdownにすることでマークダウン構文を使用したコメントを表示することもできます。現在は下記の構文に対応しています。
###### 見出し
##### 見出し
#### 見出し
### 見出し
## 見出し
# 見出し
====
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- リスト
* リスト
+ リスト
>
を先頭につける)**太字**
__太字__
*斜体*
_斜体_
[テキスト](URL)
上記構文に加えて<color=#ffffffff>色</color>
のような構文で文字に色をつけることもできますが、Unityにはダークテーマとライトテーマの二種類が存在するためどちらでも見やすい色を指定するように注意する必要があります。
Tools/lilycalInventory/Use Direct Blend Tree
がオンのときにDirect Blend Tree
を用いてこのツールで生成されるAnimatorControllerレイヤーを1つに統合します。ただしこちらの機能はExpressionParametersとAnimatorControllerでパラメーターの型が異なっても動作することを利用しており、VRChatの仕様変更で正常動作しなくなる可能性があるためデフォルトではオフになっています。